毎日の食生活の積み重ねが身体をつくります。
お肌は健康状態の鏡です。
食べ物の栄養によって肌が作られるのですから、頭で栄養バランスを考えながら食べる必要があります。
食材は、無農薬栽培や有機栽培の野菜を中心に栄養価の高い添加物の少ない食品をなるべくお選び下さい。
(栄養価が高いのとカロリーが高いのは別です。)
身体のためになる内臓に負担を掛けない栄養価の高い食品を選ぶことが重要なのは、.臓器の働きを正常に保つ必要性があるからです。
≪ポイント≫
(臓器に負担を掛ける飲食を続け、臓器の調子が悪くなると、唯一の栄養である血液が調子の悪い部分から優先的に助けようと集中して、末端にある肌、髪、爪等への栄養を後回しにしてカットすることから、美肌は作られなくなります。)
●<美容ビタミンについて>
ビタミンA群:不足すると角質が硬くなり、過度の乾燥が生じる。特に、粘膜部の乾燥が起こる。柔軟で丈夫な上皮(角質など)を形成するのに欠かせない。
ビタミンB群:欠乏症として、皮膚炎、湿疹、口角炎、表皮の萎縮(シワの一種)
ビタミンC群:ビタミンCによってコラーゲンはつくられる。シワ防止に一番必要なビタミン。
●ビタミンCとカルシウムをバランスよく食事で摂ることも大切です。
理想的な美容食は、有色野菜+植物油脂+お酢+海藻+小魚で、有色野菜を植物油脂とあわせて採ることでベータカロテンというビタミンAのもとをビタミンAとして体内へ効率よく摂取でき、お酢は細胞の代謝を助け、海藻は血液をさらさらにし栄養としての血液が循環しやすくなり、小魚はカルシウムで身体を丈夫にします。お肌の健康は快食、快眠、快便からはじまると考えてください。
甘味を好む人は皮脂分泌が旺盛になります。これは、皮脂分泌を調整するビタミンB2が糖質を分解するのに消費されてしまうからです。コレステロールの分解には、ビタミンCも有効です。皮膚の外側をしっかり形成するのに役立つのはビタミンAです。
●お肌に良い食べ物としては「ヌルヌル」した糸を引く食品をおすすめします。
たとえば、納豆・山芋・オクラ・モロヘイヤ・レンコン等です。
皮膚を丈夫にする効果があります。
納豆が苦手ならば天ぷらにしたり、キムチと混ぜると食べやすくなりますし、山芋は、お好み焼きを作るときに水を減らして小麦粉に混ぜ込むと山芋と気付かぬままお子様でも美味しく食べられます。
色々工夫して、毎日緑黄色野菜と共にお召し上がりください。
●皮膚そのものを生産するのは食品です。
あまり知られていませんが、食事をないがしろにしてサプリメントに頼り切っている女性ほど皮膚を弱くしているのです。 サプリメントだけに頼ろうとせず、毎日の食事を大切にしてください。
●毎日きちんと排便しましょう。
腸の中に古い便を長く溜めないようにすることが 美容のポイントです。
衣類の洗剤、シャンプー、台所用洗剤には「石けん」をお勧めします。
首筋や毛の生え際に湿疹が出るようでしたらしばらくの間、洗剤の使用は止めてお湯だけで洗ってみましょう。もし、改善したら、これまで使っていた日用品が原因である可能性が高いですね。
シャンプーは「石けんシャンプー」に、衣類の洗剤は「合成洗剤」から「石けん(粉石けんや液体石けん)」に切り替えて様子を見るのも1つの方法です。
衣類は良く濯いだつもりでも残留洗剤が残り、敏感な方の場合は肌への刺激になることもあります。
台所用洗剤等で、手荒れがひどい場合は、綿手袋の上からゴム手袋をして直接洗剤に手を触れないようにしてみましょう。元に戻れば、こちらも使っていた日用品が原因である可能性が高いですね。
毎日使う身の回りの日用品を、もう一度真剣に見つめ直されてはいかがでしょうか。
ごく少量でも毎日繰り返し使い続けると慢性化してしまいます。(専門的には慢性毒と言います。)
一人ではなかなかですのでご家族にもご協力頂きながら、1点1点成分を確認してじっくり選別し直してみてください。