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女性誌の薦めるスキンケア記事に乗ってはいけない。 |
秋から冬を迎える今頃は、何となくカサカサしたり荒れやすくなったり、 お肌の状態が気になる季節です。そんな時は、ついつい女性誌のスキンケア特集などに目がいくもの。実際のところ女性誌を開くと、この秋冬ファッションの上手な取り入れ方から、イキイキとした生き方について、話題のスターのインタビューなどの記事と並んで「かしこい大人のスキンケア」といった美容に関する特集記事にかなりのページ数がさかれていることがわかります。 けれども冷静に記事の中身を追っていくと、編集記事と並行して化粧品メーカーのおびただしい数の商品が同時に紹介されていることに気がつくはず。雑誌社をはじめ新聞社や民間TV局といったマスコミは、広告収入によって経営が成り立つ業界です。そのため広告主の志向には、なかなか逆らえないという哀れな宿命を背負っている「広告主御用達媒体」ともいえます。会社は大のお得意様。お得意様のために、何ページもの特集記事を組むのは当たり前です。しかし、こうした記事を読み、女性誌お薦めの商品説明をチェックしてみると、メーカーと女性誌との共謀による驚くべき内容であるこ とに唖然とします。不完全なクレンジングはいけないと言いながら、洗剤洗顔を臆面もなく薦めるなど、その記事内容は危険と矛盾に満ちているのです。 こうしたメーカーと女性誌とが一体となった暴挙に立ち向かうには、女性ひとりひとりが人間の肌のメカニズムを知り、正しいスキンケアの知識を身につけて実行する以外にはありません。肌が弱くなるこれからの寒い季節は、《簡単・便利。一見、しっとりスベスベな肌になる》洗剤洗顔の毒性が最大になります。あなたの身を守ることができるのは、正確な知識と正しいスキンケアのみです。 ●健康な肌は水を強く弾く 年齢を重ねるごとに肌も老化します。シミ、シワ、固い肥厚化、薄く弱化するといった肌の老化は、身体の部位によってそのスピードがちがいます。老化がいちばん早いのは手の甲、肩と首、その次に顔というのが普通。ただし最近は、まちがった化粧で顔が先に老化するケースが急増しているようですが・・・・・ みずみずしい若い肌といいますが、これは大量の脂とちょっぴりの水で潤っているのです。潤いの本質は水ではなく脂であって、角質層という肌の穀を守るのはあくまでも脂なのです。若ければ脂は多く、年齢とともに脂が少なくなり老化を早めます。まして女性はもともと男性に比べて脂が少なく、年をとるとその傾向はより著しくなるのです。
まずわすれてならないのは、私達人間は哺乳類という動物だということです。動物に とって夏は活動期。熱岸という外気の刺激を受けてホルモンは夏型の配置になります。その結果、男性ホルモンの分泌が活発になり、皮脂が多くなって屋外活動に刺激がないように肌の穀を補強することができます。汗をかくと脂も一諸に出てくるのは肌の角質層と顆粒層という二重の殻《角質層=バリアゾーン》を守るためですが、男性ホルモンの少ない女性は肌の脂が出にくいのです。 冬になると、動物も冬型のホルモン配置になります。活動型の夏にくらべて冬の動物は巣にこもりがち。あまり屋外には出ないので、肌を守る必要がなく脂も出なくなります。そのため冬は、肌の殻が脂を失い、乾燥して弱くなっているのです。しかも女性の場合、もともと男性ホルモンが少なく脂が出にくい上に、冬は肌の細胞の生産量も衰えるため、肌はますます老化しやすくなります。皮脂も少なく細胞も弱くなる冬、まちがった洗顔で肌の殻を弱めてしまうと、その害は肌の奥にまで及んでしまいます。したがって冬は、もっとも洗顔を大切にすべき季節なのです。 .............................................以下、次のページへ続く。 続きをお読みになりたい方は「柿の葉ニュースbR」をご請求下さいませ。
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